事例・実績
海外拠点のモノづくりをコントロールするグローバルマザー機能企画
組織改革
建機
技術開発&設計、生産&調達、品質保証
改革目標
・ものづくりという観点でのグループ付加価値最大化
・どこで生産しても基準品質を担保
・どこで生産しても基準品質を担保
プロジェクト背景
グローバル化の進展や内需の減少等により、取り巻く環境が激変していた大手建機メーカーのO社。グローバルでの最適生産に向けた、技術開発とものづくりをコントロールする体制の構築が急務となっていた。
グローバルでのエンジニアリングマザー組織を立ち上げるべく、開発・生産・調達・品質保証のトップマネジメントから実務リーダーまでのメンバーが部門を横断して召集され、新組織の基本構想を企画することとなった
グローバルでのエンジニアリングマザー組織を立ち上げるべく、開発・生産・調達・品質保証のトップマネジメントから実務リーダーまでのメンバーが部門を横断して召集され、新組織の基本構想を企画することとなった
プロジェクト概要
組織設計を行う前に、グローバルエンジニアリングマザー組織のコンセプト作りに取り組んだ。部門横断でのマネジメント層によるワークショップ形式の集中検討により、まず現状の問題点を徹底的に洗い出した。大量のポストイットに書かれた内容を収斂させて、新組織の役割と到達目標に練り上げていく。次に、新組織の活動目的や当該企業の“らしさ”などをディスカッションし、新組織の機能概要を明確にした。また、各機能と他組織との関係性も考慮して、新組織のイメージを固めていった。
組織設計には、各部門のリーダークラスが参画。新組織のコンセプトを詳細化していった。具体的には、組織の詳細機能の定義、ToBe業務フローの策定、他組織との連携領域の明確化、など。組織設計だけでなく、新組織設立の必要リソースと期待効果や、新組織設置に伴う課題と対応策の検討なども行い、グローバルエンジニアリングマザー組織の構想企画書を完成させた。
最終的に、社長への報告会で新組織構想は了承され、実務レベルへの落とし込みはクライアント様自身で詰めていくこととなった。
組織設計には、各部門のリーダークラスが参画。新組織のコンセプトを詳細化していった。具体的には、組織の詳細機能の定義、ToBe業務フローの策定、他組織との連携領域の明確化、など。組織設計だけでなく、新組織設立の必要リソースと期待効果や、新組織設置に伴う課題と対応策の検討なども行い、グローバルエンジニアリングマザー組織の構想企画書を完成させた。
最終的に、社長への報告会で新組織構想は了承され、実務レベルへの落とし込みはクライアント様自身で詰めていくこととなった。
変革ポイント
グループ力を最大化させる、機能領域再定義
効果
グローバルでものづくりをコントロールするマザー組織の基本構想完成
ご支援内容
① Visioningワークショップ開催、新組織ミッション定義
② ToBe業務フロー定義
③ 新組織の機能・役割定義、他組織との関係性整理
④ 進捗・課題管理、役員向け月次報告会資料作成、構想企画書策定
② ToBe業務フロー定義
③ 新組織の機能・役割定義、他組織との関係性整理
④ 進捗・課題管理、役員向け月次報告会資料作成、構想企画書策定
期間
6ヶ月
担当ダイレクタから一言
開発、生産、調達、品質保証など多岐に渡る部門とコンセプトを練り上げる作業は、それぞれの思惑がぶつかり、調整に苦労した。また、あるべき姿からのトップダウンアプローチである弊社と現状からのボトムアップアプローチであるクライアント様との間で、考えをすり合わせるのが難しかった。さらに、バリューチェーン全般に渡る組織設計だったため、関連部署との関係性を再設定するのにかなりの労力を費やした。しかし、クライアント様と丁寧かつ密にすり合わせていくにつれ、お互いのベクトルが揃っていった。
途中、役割に関して大きな方針変更があったり紆余曲折あったが、最終的には詳細設計まで落とし込むことが出来、社長承認も得られてプロジェクトリーダーから感謝の言葉を頂いた。
途中、役割に関して大きな方針変更があったり紆余曲折あったが、最終的には詳細設計まで落とし込むことが出来、社長承認も得られてプロジェクトリーダーから感謝の言葉を頂いた。
プロジェクトのその後
グループ全体の開発・生産を最適化する司令塔として、開発リードタイム短縮と生産性向上をミッションとする新組織が立ち上がっている。